コラム

ストレスとの付き合い方

取締役の東田です。

ストレスとは

そもそもストレスってものは物理学で使われている用語だったりしたわけですが、いつの間にか精神医学的な単語としても取り扱われるようになりましたね。
つまるところ、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態を指しています。
その外部の刺激という要素が限りなく多い。
それらを全てコントロールすることなんてまず不可能です。
環境的要因
これは、天気であったり気温であったり、内外からの騒音であったり。
身体的要因
これは、疾病や睡眠不足も含みます。
心理的要因
これは、不安や悩み、迷い、妬み、嫉み、憎しみなど。
社会的要因
これは、人間関係や仕事の多忙など。

一部は自分でコントロールしたりできるものもあるでしょうけれども、天気や騒音なんかはそれはもう風任せ運任せ。
自分の力ではいかんともしがたい事由ですね。

ストレスの仔細な理由

私自身、メンタルヘルスマネジメント検定の資格保有者ですが、どういうものがどれくらいのストレスを個々人に与えるか、というのを点数化していたり、合計どれくらいの点数を超えると肉体や精神に影響が出てくるか、というものはその領域で学ぶことができます。
また、仕事においてどういったことでストレスがかかるか、
という点で、男女ともに「職場の人間関係」「仕事の質」「仕事の量」というのが上位であるというのも知ることができます。
ただ、仕事内というくくりではなく、「仕事を含めた生活全般」において、という問いに変えたとき、ちょっと笑えない結果が弾き出されていました。

■38.9% 職場や学校での人間関係
■34.3% 家庭内の人間関係
■29.4% 自分の将来について
■20.9% 人間関係以外の職場や学校のこと
■18.0% 人間関係以外の家庭のこと
――文化放送 | 現代人必見!ストレスの原因・症状・病気まとめ_ストレスフリーに生きるには

上位を占めるのが職場と家庭。
しかも、人間関係が上位、そしてそれ以外のことも。
仕事に行ってストレスを貯め、家に帰ってその家庭の中でもストレスを貯め…
どうやら、この世界は高天原でも天国でもないのはもちろんのこと、現生でもない。
ただの地獄じゃないか、というのがデータから伺えますね。

ストレスとはどう付き合うか

趣味の時間を作るとか、友達と喋るとか、いろいろな手段があります。
きっと人それぞれで方法を探り出すしかないんだと思います。
外部からの要因は避けられないものも多いわけです。
主に人間関係でストレスを感じるわけですが、職場の人間を取捨選択できるわけでもない、家族の人員を変更することなんて不可能なわけです。
私は、「他人に期待しない」というのを心がけています。
こういうと、人間不信だとかいろいろなことを言われかねないんですが、「自分が期待しているのだから~~してくれるのは当然」とか、そういった感情を持たぬようにするための手段です。
自分が何かを与えたら何かを与えてくれるのが普通だ。
優しい言葉をかけたら、自分にもそうしてくれるべきだ。
そういった心理から解き放たれると、全く持ってそこからのストレスから解放されます。
それにプラスして、自分自身の思考や行動のコントロールも難しいのに、自分以外の他人が自分の思うとおりに動いてくれるわけがない、ということをちゃんと理解すること。
親子ですら完全にわかりあえることはないのに、それ以外の他人では不可能です。
ですからそこら辺をすっかり諦めれば、きっと他人に優しくなれるし、何か妙なことをしてきたり、お礼を言わなかったり、優しい言葉をかけられなくても、
他人だから仕方ないよね」と、ストレスから解放されます。
それを表立って言ってしまうと、友達が激減しますから、もしこのストレス対処法をやるならば、ひっそり心の中にしまいながら実行しましょう。
おススメはしませんがね。

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