コラム

時間だけが平等に与えられた制約

営業企画部の東田です。

産まれた環境によって年収が左右される。
遺伝子による造形で印象も変わり、職も広がり、制限もされる。
性別によってできる仕事、できない仕事がある。

これらは現実でありデータに基づく真理です。
ただ、”時間”というものだけは、24時間誰しも平等に付与された制限であり、最も価値の高いシロモノです。

私はある程度どういう未来がやってくるか、というものを想定していますので、その時までに実現しなければならないこと、やりたいことが山ほどあります。
ただ、パーマン2号はいないもんで、同時にできることは限られてくる。
何年も前から、時間を買うという概念に基づいて、誰にでもできることは任せる、その間私は頭脳を使う、ということをできる限り行うようにしています。
30分という時間をもし簡単に買えるなら、喉から手が出るほど欲しいのです。
だから私はまだこの業界に留まっています。

システム屋はシステムによって便利にするためにガシガシと作っています。
それによって効率化を図る、レイバーコストを削減する。
要するに「誰にでもできるように効率化を図る」「多くの人に時間を創出することができる」「余剰人員を削減、ないしは、余剰人員をお金を産み出す仕事に回す」ことを目的にしているわけです。
もっと簡単に言うと、「人間の働く場をシステムが奪う」ことを目的にしている、というわけです。
と、書くととてもネガティブに聞こえます。
ただ、日本は80年後に日本人人口は半分になります。
180年後には1300万人程になります。
280年後には数百万人程になります。
大丈夫。そもそも働ける人間そのものがいません。

ファミリーマートさんが、無人で運営できるような実験を行うという噂がチラホラと聞こえてきた。
ただ、私の記憶が確かなら、その取り組みは10年以上前にも行おうという兆しがあった。
(当時、私はセブンイレブンさんの店長研修を受けていた)
しかし、コンビニは人と人との交流がナンボという具合で立ち消えたとおぼろげながら記憶している。
海外の方を安く買い叩くやり方から脱却を図る点と、この国の未来を考えれば当然のことなのだが、ちょっと遅いかなとは感じる。
でも、これによって工数・時間というものが大きく生まれる。
これをしっかり””のことに使えるならば、日本人の純粋種が減っても問題はないし、そもそもこの国土でこの人口が多すぎて、1/3くらいがちょうどいいと思っていたので、良い結果となるだろうと思う。

私もあなたもみんなも、明日生き残る保証はどこにもなくて、明日仕事がなくならない保証は残念ながらどこにもない。
時間”というものを使って、何をするのか。
自堕落的に遊んでいるのも良いだろうが、間違いなく何かを学んできた人たちとは立っているステージが異なってくる。

さて、当たり前のように手作業でやっていること、新しいシステムやウェブをスクラッチで作ること、これが如何にナンセンスか、”時間”という固定概念を鑑みるとわかってくるでしょう。
ですので、私は誰でもできることは自動化させるべく、”時間”を効率的に買って頭脳を使っています。

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