コラム

物理的コミュニケーション

取締役の東田です。

物理的距離とコミュニケーション頻度の相関関係

1970年頃に、マサチューセッツ工科大学で面白い証明が成されています。

物理的な距離とコミュニケーションの頻度には強力な負の相関的な関係がある

席が近い者同士だと、自然とコミュニケーションを取る率が高くなる。
しかも現代だと、近い人間ほどSNSを利用したコミュニケーションも増える結果が出ているようです。

テレワークというものが当たり前の如く行われるようになって、一人暮らしの人々は画面越しでのみコミュニケーションを取らざるを得なくなっています。
便利だからいいじゃん、と思えるほどにいろいろと達観している人なら良いのですが、動物的人間の本能として物理的コミュニケーションを取るという行動が根付いていますから、それが制されるとストレスにさらされることになります。
目の前に、隣にいれば気軽に話しかけて、雑談もして、そうして日々のストレスすらも発散していた日常が消えたわけです。
テレワークの行き過ぎた信者はフルテレワークが当たり前! と言っていますが、人間という種である限り、人が物理コミュニケーションを完全に廃することは良くない結果を引き起こす可能性が高いのではないかなと思います。

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