コラム

ニューノーマル

取締役の東田です。

過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える。

20歳くらいに西洋哲学に興味をもって研究をし始めたきっかけを作ってくれた、ニーチェの言葉です。
その後、どういうわけか哲学者の血を受け継いでいるという衝撃の事実を家族から知らされて、”血は争えぬ“というのを身をもって実感をしたわけなんですが。

過去、とあるテレビ番組で武田鉄也さんが、
「今の自分を励ましてくれるのは、過去の自分だけ」というようなことを仰られていた。
あの時悪さをしなかった、あの時怠惰な生活をしなかった、あの時努力をした。
いざというとき、自分を奮い立たせるのは、そんな過去の自分であると。
そして、ちょっと考えれば未来の世界がどうなっていて、その中のマクロやミクロの世界はどうなっていくのかっていう予測は比較的簡単につくはずで、わかんないと言っているのは、知りたくないわかりたくないと目を背け現実逃避してるだけです。
だから、その未来でどうなっていなきゃならないのか、突然その時点での価値観で動けばハレーションを産むから、段階的に変遷していこうとかを考えるわけです。
私の経営哲学がまさにそれです。
未来の”あり方“は現在の異端であって、理解のできない領域です。
言葉で表せば”アブノーマル“に近いのでしょう。
そんな異質な価値観の到来前に下準備をする。
けれど、決定するだけで今を変えたくない反対派が邪魔をしてくる。
失敗するかもしれない。
そんなScareに打ち勝つのは、”過去の自分が’そのときの今を一生懸命に生きたか’“がキーとなってくる。
そして、社会に順応したアブノーマルがニューノーマルへと進化するわけです。
ニューノーマル実現にも、過去と未来と現在が螺旋のように重なり合っているわけですね。
生物学的にも、変異(mutation)から環境に順応し、繁殖に成功すると進化(evolution)となるのと似ていますね。

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