コラム
8.102018
先入観による錯誤
営業企画部 東田です。
コミケに行くかもという話から、二次元好き・オタクは犯罪者予備軍という見方があるよね、とわけのわからない話をされました。
犯罪者予備軍
私は性悪説を唱えていますから全人類が犯罪者予備軍という認識ですけれども、中庸の立場をとってみましょう。
犯罪者予備軍というものをどう定義するかで判断が分かれるところなのですけれども、
「まだ刑法に違反していないが、モラルやルールを守らない人間」とするのが妥当かな、と。
モラル・ルールを逸脱する人間は、理性のストッパーがゆっるゆるですから、犯罪を抑止する理性も普通の人よりはないであろうと考えることができるわけです。
さてオタクは犯罪者の予備軍なのか
それをコミケというもので考えてみましょう。
上記に該当する存在をどう統計するか。
それは「徹夜組」と呼ばれる存在でしょう。
徹夜は禁止されてますが、どうやら取り締まりもせず黙認している状態です。
もちろん禁止されている行為を行っているのですから、「まだ刑法に違反していないが、モラルやルールを守らない人間」に該当するわけです。
ただ、正確な人数はわかりませんが、2000~5000人/1日という報告がちらほら見えます。
間をとって3500人とすると、3500人×3日=10500人。
この中に同一人物も含まれるわけですから10000人未満となるでしょう。
コミケの来場者数は50万人くらいとされていますから、上記を多く見積もって10000人とすると、
最大10000/500000×100=2% となるわけですね。
さて、この数字はでかいのか少ないのか。
ちなみに2017年度、刑法違反者は日本総人口の0.1%です。
それと比較するとめちゃくちゃ多いように感じますけどね。
これが2%じゃなくて10%とかであればオタク=犯罪者予備軍というイメージの刷り込むのは簡単ですが、この数値じゃなんとも言えませんね。