コラム

非正規労働者

営業企画部 東田です。

私自身、下請けとしてインフラや開発のPLやPMをやっていましたから、顧客からすると私は派遣労働者だったわけです。
契約形態が請負だったり準委任契約だったりという違いだけ。

派遣切りのシーズン

派遣法の改正もあって、近々派遣切りのシーズンがやってきます。
いわゆる雇い止めというやつですね。
労働ってのは元々は太古の昔、奴隷が行うもので、近現代で権利を得てきているのですが、派遣というものは先祖帰りで奴隷制度のようなものです。
企業はコストがかかるから、誰でもできるルーチンワークに社員を雇うのはもったいない。
だからいつでも簡単に切れる派遣労働者を迎え入れよう。
社員として雇うのは嫌だから3年以内に首切っちゃえばいいや、社員の首を切ると助成金もらえなくなるし訴訟とかのリスクもあるけど、派遣は罰則もないし。
これが派遣を受け入れる企業の本音でしょう。

どのような立場であっても自己責任

私は原則この精神です。
成人した大人が、自己に投資もせずに不満足な現状にある、努力をしてもそういう状況にある者もどちらにしても自己責任で、誰かのせい社会のせいにしてくさしても腹なんて膨れないし、状況が変わることなんてありません。

派遣社員に成長させる機会を与えづらい

スキルがあがらない、成長できない。
だから正社員への転職ができないのだ。
これは当たり前です。
派遣ってのは、責任を与えることはできないし、業務も限定的で契約以外の仕事はNGです。
本人が望もうと望むまいと、成長させる機会を与えることは契約上の違反になることが多いわけです。
それに、「自分の仕事じゃないんで」「契約にありません」と突っぱねる人たちも多分にいるようですから、端から期待もせず歯車のように扱えばいいやってのが受け入れ側でしょう。
だから自分が自分に投資をしなきゃならんわけです。
寝る時間が7,8時間あるなら2時間くらい時間は作れますからね。
前に書いたように、機会やお金くれたらがんばるんですよっていう精神の人は、いつまでたってもそこから抜け出せません。

そのうち派遣会社は淘汰される

安部政権ががんばって経済成長を促す努力をしていますが、日本経済は今以上に良くなりませんし、悪くなります。
ということは総じて仕事量は減ります。
派遣会社ってのは、人としての心さえ捨てれば誰でも簡単に作れますし、人を集めるのはそこまで難しくありませんでした。
ただやたら増えた派遣会社はその必要性がなくなります。
昔は派遣労働者といえば若者でしたが、数年前からは、新興派遣会社を中心に中高年層をターゲットにしてました。
彼らにとっては、有期雇用契約ですから仕事が見つかったときにだけあてがえればピンハネでたらふく上がりをもらえてリスクは少ないですからね。
しかしながら上記のとおり経済は悪化しますから、労働者はより必要なくなって賃金も上がらなくなるでしょう。
そのため、次の事業を創出できない会社は、世の中に必要のない会社なので潰れます。

非正規労働者のみをターゲットにした雇用

人事において、年齢性別による採用不採用はしてはならないというのはわかってますし、私にとっては国籍も関係ありません。
が、私はあらゆる人が平等にチャンスは訪れるべきだと思っているわけです。
なので、法律的に上記のようなターゲットでの枠を作れるのかどうなのか調べてみようかなと。

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