AIや機械は敵なのか

無くなる仕事はいつでもある

2023年は「生成AI元年」と言われていた。
ITの業界に留まらず、爆発的に様々な業界に広まっていった。
それによって、人から仕事を奪っていくのではないかという懸念と恐怖すら覚えた人々もいたことだろう。
ただ、そんなことは太古の昔から繰り返されてきた歴史だ。
人は道具を作っては効率化を図り、機械を作っては自動化を図ってきた。
それによってなくなる仕事も多く存在していた。
その道具や機械というものが「AI」に置き換わっただけだ。

人口減少と労働生産人口減少の救世主

今更、食品加工をオートメーション化した機械に頼らず、全部人の手でやろう、などというルネサンスは起きえない。
それはもちろん生産性の問題、コストの問題諸々ある。
便利で利益率が高まる手法をわざわざ捨てる選択肢を取る必然性はないわけである。
2015年に野村総研やオックスフォード大学が共同で発表したレポートでは、
AIの導入によって日本の労働人口の49%の仕事が10-20年以内になくなる
と書かれていた。
各事務作業、倉庫作業、データ入力、経理業務など、多くの仕事がAIや機械によって人間の手から離れるとされていた。
一見すると、確かに「奪われる」ように見え、ネガティブに捉えかねない。
ただ、日本という国は残念ながら数十年前から有効な少子化対策をしない選択を繰り返し、それが見事に成功して花開いているのが現代。
着々と人口が減り、それに伴って労働人口も減ってきている。
今の政局を見ると、これからもしっかりと少子化対策は上手くいく気配はない。
これがどんどんと進むと、「余計なことに人を動かさず、必要なところにだけリソースを配置する」という選択をしなければならなくなる。
単純労働やそこまで知能を要しない仕事は、置き換えざるを得なくなる。
言い換えると「そんなことしてる場合じゃない」という時代が来る。
その代わり、AIや機械がそれらをやってくれるということだ。
そう考えると「援軍」みたいなイメージに変わらないだろうか。

学習の必要性

ただ、特定の仕事がなくなって別の仕事をしなければならない。
そうなっていきなりできるか、というとそうでない場合が多い。
だからこそ、今後広く必要とされるITの学習は義務教育的に全国民に教育を施す必要が出てくるだろう。
だからこそ、小学生の頃からプログラミング的要素を学び始めているのだが、それでは全然知識量が足りない。
日本人には第二言語がない特殊な種族なのだから、「プログラミング言語」を第二言語にするくらいの突飛な発想は必要だと思っている。
そうすることで、AIは敵ではなく、重要な援軍として利用する側に回ることができる。

取締役 東田大輔――最初の変革
東田 大輔

取締役 最高執行責任者
業務管理部 部長 / 人事・広報部 部長
エンジニア、デザイナー、作家


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