ESP第二の変革~世界の変容と会社の変貌

ESP最初の変革

取締役 最高執行責任者の東田大輔です。
前回は2017年から1、2年くらいの奮闘を書きました。


今回は、全世界を混乱に陥れたコロナ禍の時期以降のESPについてお話したいと思います。

プロジェクト「バクテリア」

私はたいがい、表に出すか出さないかはさておいて、ほぼ毎年テーマを決めている。
2019年は「バクテリア」と銘打っていた。
たぶん、すでに運用を止めているWantedlyかFacebookあたりでこの単語を使っていたかもしれない。
この時期くらいに、明確に私自身は営業職からは離れる決断をしており、SESとは異なる別動隊を作る算段でいた。
新たなことを始める。
恐らくそれによってのハレーションが生まれるが、良い効果も生まれる。
いずれその良い効果が、自分だけではない、身内から自己増殖していけばよい。
単細胞たるバクテリア(細菌)も人体にとって悪い物もあれば、良い物もある。
そういう点で「バクテリア」そのものが標語として相応しいと思っての命名だったはず。
細菌は自己増殖ができるが、ウイルスは生物の細胞に入り込んで増殖するという違いはあれど、コロナウイルスと妙な縁を感じる標語だった。

コロナウイルス COVID-19の襲来と新たな動き

そもそも、テレワークなどの働き方を含めた社会の変化は、2011年から予測をしていた。
その時期も遠くない未来であることも。
ただそれは、関東における直下型の大震災を機に変化していくと予測をしていた。
そのときどのような働き方を行うかのシミュレーションも、だいぶ昔に済んでいた。
しかしながら、別の要因が多くの恐怖と犠牲を携えてやってこようとは予想だになかった。
2019年12月に中国の武漢で感染者が確認された頃、今の世界になることは想定していなかった。
その実感は、2020年1月に日本国内での感染者が報告されて以降、爆発的に増加する感染者を伴ってやってきた。
第1波が日本中を席巻すると同時に、このウイルスの実態を理解し、おそらく消滅させることは期待できぬこと、インフルエンザのような季節型ではない通年存在し続けるタイプであること、人類は共存の選択肢しか残されていないこと、これらはその道の学者でない私ですら容易に予測できた。
すでに新たな部隊を作っていた私にとっては、運がないにも程がある状況だった。

IT教育の実験

ちょうどこの頃、ステップアカデミーという、環境に恵まれずに上手く社会に溶け込めない方々に対して、教育を行ったり就職の支援をしている企業から連絡があった。
新たな事業として「教育」は、まだ数年先の構想だったが、社会的意義があることと、「面白そう」なので、初めて打ち合わせをしたその日に新たな仕組みを作りながら教育を展開していく取り組みを行おうと提案し、合意形成がなされた。
そのステップアカデミーで使用するアプリをESPで開発。
ITの教育はESPの講師が中心となって行うようになった。
そこから派生して、企業に対するIT教育も実施するようになった。


そもそも、男女にしても国籍にしても肌の色にしても脳の機能の違いにしても、どんな属性であれ、「結果に下駄を履かせる」というのは愚の骨頂。
アメリカでその結果、白人の平均寿命が短くなるという結末を迎えたのは有名な話。
チャンスや機会が平等に与えられる」社会であるべき。
だからこそ、環境に恵まれず、家族に恵まれず、生まれ持った特性で教育の機会すらなかなか掴めなかった人たちに、少しでも機会が与えられれば、少しはこの国は全体として良くなっていく一端にはなるだろう、という思いもあった。

代理店ビジネスの模索

自社製のアプリやシステムがなく、あくまで「顧客が作ってほしいシステムをスクラッチで開発する」というのが我々の仕事。
もちろん、ゼロからシステムを作るのは、膨大にお金がかかることが多い。
ただ作るものによっては、ツールなどを用いた今でいう「ローコード」や「ノーコード」で作った方が良い場合もある。
また、ルーチンワークをシステムや機械を使って、自動で実施させるというのがいずれ当たり前の社会になることを想定すると、そういった類の商材を代理店として担いで、それをフックにそれらを導入するだけでなく、周辺のシステムの開発も受注できるのではないかと考えた。
そこで目を付けたのがRPA。
WinActorなどのRPA製品の代理店となり、営業活動を行った。
そこでコロナのパンデミックが発生し、そもそも営業活動自体が難しくなってしまった。
ウイルスの性質上、この状況は長く続くと予測し、早い段階で代理店ビジネスにストップをかけた。

軌道修正と物語の行きつく先

おそらく自社の社員の中にも、社会的な不安はあるであろうと予測できた。
そんな中で、新しいビジネス展開や予想もできない動きは、強いハレーションを生む可能性があると考えた。
そのため2020年・2021年に予定していたことを2023年に変更をした。
これの一部が人事・広報部の設立。
加えて2025年に予定していたことを前倒しの2023年にすることにした。
その頃には、コロナウイルスが存在する社会を人類が受け入れている段階であろうと予測したからだ。
その布石は、表で見えるものでは、私の動画編集や作家活動、Xの本格運用など。
皆さんや社員すら見えないところで、2023年以降に紡ぐ物語が良い結末を迎えるため、様々な動きをしている。
全てを明らかにはできないが、明確に言えることは、「ITに興味のない人々にこっちを向いてもらう」活動を行うということ。
そして、エンドユーザ直での仕事を請けるための、前代未聞のやり方を実施していくこと。
あらゆるところで打ってきた布石が、ひとつの物語のエンディングに向けて一気に加速していくのが2024年以降。
一緒にそのストーリーを彩ってくれる仲間がもっともっと増えたらと願うばかり。
さあ、未来(あした)の話をしようか。

取締役 東田大輔――最初の変革
東田 大輔

取締役 最高執行責任者
業務管理部 部長 / 人事・広報部 部長
エンジニア、デザイナー、作家


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